自分で判断して焦らないことが大切です

午前1:

・Word「ページ設定、文字書式(フォント、フォントサイズ、文字の拡大/縮小)」

 

午前2:

・Excel「計算式の入力、絶対参照」

 

午前3:

・エクスプローラーの操作「階層の移動、編集機能(切り取り、コピー、貼り付け)」

 

午後1:

・相談「ネットを閲覧すると、過去に検索した情報に基づいた広告が表示されてしまう」

→ウイルス・マルウェアの感染はなさそう。ブラウザの設定で終了時に履歴を削除する。

 

午後2:

・選定「パソコンバッグ」

・Word「文字書式、図の操作」

・座学「モバイル回線選定基準とやり方」

 

午後3:

・Excel「並び替え、条件付き書式、関数(Sumifs)」

・座学「モバイル回線選定基準とやり方」

 

午後4:

・相談「Windows セキュリティがウイルスを検出した」

Trojan.HTML.PHISH.SMMRを検出。

 セキュリティソフトは職場専用のもの。職場のセキュリティ担当に報告することを提案。

 

午後5:

・相談「自宅の配線を変えたらテレビが見えなくなった」

→NCNでBS・ネット契約。配線見直しで改善。

 特定のチャンネルのみ受信レベルが低いのでNCNへの相談を案内。

 

 

 

本日はセキュリティに関する話が多かったですね。

とはいってもその階層は広く、勝手に勘違いさせて数千円振り込ませる詐欺からサイバー戦争まで。

現代の様々な問題と重ねて考える必要があります。

 

 

 

相談の割合として多いのはいわゆる「サポート詐欺」です。

パソコンやスマホでニュースや動画などの様々なコンテンツが無料で見られます。

広告を見てほしいスポンサーが、閲覧数の多いコンテンツに資金提供することで成り立つ仕組みです。

 

YouTuberなどは最近テレビでも取り上げられて、有名ですね。

 

パソコンやスマホを使って自分で面白い・役に立つ動画を作成し投稿すれば広告がついて収入を得ることができます。

 

 

 

実はここで表示される広告は決まっておらず、閲覧している人の端末(パソコン・スマホなど)に記録している検索履歴などをもとに、その人が興味のある広告を出すようになっています。

 

その結果、無作為に配られる紙の広告とは比べ物にならない宣伝効果が生まれます。

 

 

 

ここで問題になるのは、紙やテレビの広告であればその内容を審議する組織がありますが、ネットの広告にはそういった審議する組織がないということ。

 

「嘘・大げさ・紛らわしい」という広告であっても、動画共有サイトやブログなどでは表示されてしまいます。

 

広告が煩わしいと感じた場合は、その都度非表示にすることはできます。

Yahooトップに表示される広告の例。筆者の環境ではhpのパソコンの広告が表示された。
Yahooトップに表示される広告の例。筆者の環境ではhpのパソコンの広告が表示された。

広告の右上に小さな「×」が表示されていればそこをクリックし、表示してほしくない理由を答えると不適切な広告は除外される仕組みになっています。

 

ただし、その都度操作をしなければいけないこともあり、非現実的です。

また、悪意のある広告主は視聴者のコンプレックスなどを刺激するような広告を出しがちです。

そうなるとついついクリックしちゃうんですよね。

 

 

 

そしてこの仕組みを使った詐欺もあります。

 

「あなたのパソコンが壊れています!」的な文字の入った「広告」を表示します。

その広告をクリックすると無料のウイルス対策ソフトをダウンロードさせるページにジャンプします。

ところがこのソフトは偽物で、まったく検査をしないまま「ウイルスに感染してます」と表示します。

そして最後は「何千円の有料版ソフトを買えば解決しますよ」と現金を振り込ませる流れです。

 

 

 

ただし、当然ながら本当にウイルスに感染することもあるので、すべてが詐欺だとは言い切れません。

 

比較的簡単な判断方法としては、何でもよいので表示されているメッセージをキーワード検索する、というものです。

 

 

 

そうすれば、「〇〇はウイルスです。」や「〇〇は偽ウイルス対策ソフトです。」といった検索結果が出てくるはずです。

 

たくさんの検索結果が出てきますが、答えが二分することはまずなく、大体はどちらか一方の意見ばかり出てきます。

 

 

 

ただ、なかなか判断が難しいのは間違いないので、気になることは素人判断せず教室に相談ください。

(スマホや携帯電話のカメラで画面を撮影しておいてもらえると助かります。)