インターネットが遅い原因と対処法

午前1:

・Power Point「スライドの作成、ビデオのエクスポート」

・Webサービス「YouTubeのログイン、動画投稿(限定公開)」

 

午前2:

・座学「ネットワークの仕組みとサービス」

・座学「通信速度の考え方と対処法」

 

 

 

昨日1回目のワクチンを打ち、3時間後くらいから腕に違和感を覚え心配した翌日でしたが、

違和感の範囲こそ大きくなっていますが、一番心配した発熱・頭痛の類はなく、安心しています。

 

ネットワークの仕組みと、それを使ったサービスについての座学。

年々需要の高まりと、質問内容の幅の広がりに恐れを抱いております。

 

本日の生徒さんからはWi-Fiの規格やネットの通信速度についての質問がありました。

「aとかbとかgとかあったんですけど…」とのこと。

よくお気づきで。

◆ 無線LANの規格

世代 新名称 規格名 通信速度 周波数帯

5GHz帯

2.4Ghz帯

世代
(2019~)

Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax 9,600 Mbps

世代

(2013~) 

Wi-Fi 5 IEEE 802.11ac 6,900 Mbps
世代
(2009~)
Wi-Fi 4 IEEE 802.11n 600 Mbps
世代
(2003~)
- IEEE 802.11g 54 Mbps -
世代
(1999~)
- IEEE 802.11a 54 Mbps -
IEEE 802.11b 11 Mbps -
世代
(1997~)
- IEEE 802.11 2 Mbps -

 

無線の規格は数年おきに新しいものが開発されており、
親機(ルーター)と子機(パソコンやスマホ)側のどちらも規格に対応していなければ使えません。
10年以上前にネットを契約し、その後ルーターを変えていない方は規格が古い可能性が高いです。

 

昔のようにテキスト中心でニュースなどを閲覧していた時代なら問題なかったのですが、

最近はWEBサイト上の広告も動画になっていたり、
通信するデータのサイズはものすごく大きくなっていますね。

 

個人的には第5世代以上でないとストレスを感じます。

親機・子機ともに説明書やカタログで確認することができます。

 

 

 

これに加え、有線部分の差込口のLANポートおよびLANケーブルにも規格が存在します。

 

◆ LANポートの規格

規格名 通信速度
40GBase-T 40,000 Mbps
10GBase-T 10,000 Mbps
1000Base-TX 1,000 Mbps
1000Base-T 1,000 Mbps
100Base-TX 100 Mbps
10Base-T 10 Mbps

これも機器の説明書・カタログで確認できます。

Windowsのパソコンであれば、デバイスマネージャーでも確認できますね。

◆ LANケーブルの規格

カテゴリー 適合企画 通信速度 転送帯域
10Base-T 100Base-TX 1000Base-T 1000Base-TX 10GBase-T 40GBase-T
CAT 8 10,000 Mbps 2,000MHz
CAT 7A   10,000 Mbps 1,000MHz
CAT 7   10,000 Mbps 600MHz
CAT 6A   10,000 Mbps 500MHz
CAT 6     1,000 Mbps 250MHz
CAT 5e       1,000 Mbps 100MHz
CAT 5         100 Mbps 100MHz

これはとても分かりやすく、多くのケーブルがそれ自体に印字されています。

これら3つの規格と、もともとの契約している回線プランで理論値が決まります。

 

実際にはさらにパソコンやスマホの処理能力、
通信先の混雑状況と処理能力を考慮したものが実値となるので、

かな~りいろんなところが絡み合ってきますね。

 

とはいえ、これらの関係性を理解していれば診断・判断・対応ができますので、

実は結構大切なところなんですよね。